「恋人時代から使っているペアリングを結婚指輪にしたいんだけど、大丈夫?結婚指輪はペアリングとは別に買った方がいいのかな?」
「そもそもペアリングと結婚指輪って何が違うの?」
そんなギモンにお答えします。
たしかに明確な違いはわからないよね
結婚指輪とペアリングの違いはなに?
ペアリングを結婚指輪として使うかどうか考える上で、まず知っておきたいのが両者の違い。
両者の違いを見比べてみましょう!
① 指輪のデザイン
結婚指輪は、永遠の愛を誓った夫婦が「結婚の証」としてつけるもの。結婚後、数十年にわたり日々身につけて使うのが一般的です。
そのため、デザインの面でも、
・つけるシーンや服装を問わない
・つけ心地がよい
・使い勝手がよい
といったことが重視されています。
ストレートラインのものから、ちょっと個性的でオシャレなものでも、どんなファッションや場面にでも合わせやすいようデザインされています。
また、指輪の内側が長時間つけても痛くないよう角が丸く、つけ心地よく仕上げられているものも多いです。
一方、ペアリングは男女お揃いのファッションリング。相手を想い二人でつけるという点では結婚指輪と同じですが、あくまでもファッションの一部であり、「オシャレ」が第一の目的です。一般的に結婚指輪ほど長期間使うことは想定されておらず、流行やファッション性を重視するため、つけ心地がイマイチだったりすることもあります。
また、耐久性がもとめられる結婚指輪のデザインではあまり見かけない、非常に華奢な指輪も多くあります。ペアリングの場合、ひと目でファッションリングとわかるような華美なデザインだと、お葬式などではつけにくいかもしれません。
TPOに合わせて判断する必要がありそうですね
② 指輪の素材
長い期間日常使いをする結婚指輪には耐久性が求められます。そのため、素材も変質や変色が起こりにくく丈夫なものがほとんど。
結婚指輪の代表的な素材には、「プラチナ」や「18金(18K)のゴールド」などがあります。「18金(18K)」は、75%のゴールドに残り25%は他の金属を混ぜて、硬度を高めた合金です。
一方、ペアリングの素材としては、ファッションリングによく用いられる「シルバー」や、42%のゴールドを含む「10金(10K)」が多いようです。これらはプラチナや18金に比べ価格は控えめですが、変色しやすく、耐久性も低いので、長期間使うにはやや不安もあります。
③ アフターサービス
結婚指輪は長く使うことが前提なので、サイズ直しや変形直しなど、さまざまな修理に対応してくれるお店がほとんど。また、基本的にクリーニングは無料で、お店によってはサイズ直しや指輪の磨き直しなども、一定期間であれば無料でできたりします。
それに対してペアリングは、修理ができない素材やデザインも少なくありません。例えば10金だと、硬すぎて修理を受けつけていないお店もあるようです。また、店頭で行う簡単なクリーニング以外は有料である場合がほとんど。
名前や日付などの刻印についても、結婚指輪では入れられることが多いですが、ペアリングの場合、素材やデザインの都合でできないことがあります。そもそもペアリングは、お店で刻印のサービスを行っていないことも・・・。
ペアリングと結婚指輪は使用する年数が異なるため
色々と異なるんですね
ペアリングと結婚指輪のつける指
次に、ペアリングと結婚指輪の着ける指の違いについてご紹介します。
ペアリングをつける指
ペアリングをつける際、指の位置に決まりはありません。デザインに合わせたり、自分の好きなように組み合わせてつけても良いと思います。
指それぞれに意味があり、つける指の意味に合わせてお守り代わりにしてつける方もいらっしゃいます。
結婚指輪をつける指
日本の一般的なつける指は左手の薬指です。国や文化・宗教によっても結婚指輪をつける位置が異なることがあります。左手の薬指につけるようになったのは、古代ギリシャ時代の考え方がベースになっているといわれています。一説には「左手の薬指と心臓は1本の血管で繋がっている」と考えられてきました。そこから、心臓に一番近いとされる薬指に永遠を誓う指輪をつけることで「永遠に相手の心と繋がる」ことを表すようになったと言われています。
また、左手薬指には「愛の絆を深める」「願いを実現させる」といった力があるとされています。そのため、おふたりがこれからの人生を共に歩み出す「結婚」に適した指ともいえます。
とてもロマンチックなお話ですよね
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